DJが本番で緊張しないための3つの心理テクニック|経験から導いた実践法

はじめに:なぜ本番になると緊張してしまうのか?

DJに限らず、人前で何かを披露するというのは多くの人にとって緊張の原因になります。手が震えたり、頭が真っ白になったり、操作ミスが怖くなったり…。

特にDJは「その場の空気を支配する役割」を担うため、注目度も高く、プレッシャーを感じやすい職業です。
では、どうすればその緊張と上手く付き合えるのか?
この記事では、心理学の考え方を使いながら、20年DJを続けてきた自分の経験を交えて「3つの具体的な方法」を紹介します。


目次

① 緊張を“敵”とせず、“味方”にする【認知再構成法】

人が緊張するのは、何か大切なことに挑もうとしている証です。
つまり、緊張すること=悪いこと、ではありません。

心理学の「認知再構成法」では、こうした“自動的に湧く否定的な思考”を見直して、ポジティブな意味に置き換える方法が紹介されています。

✔やってみること:

  • 「緊張してる自分はダメ」→「大事な場面に集中してる証拠だ」と捉え直す
  • 「うまくできるか不安」→「準備してきた自分ならやれる」と言い換える

🎧DJ目線での実感:

以前、緊張が強すぎてひどいミスした日がありました。でも「それだけ準備に本気だったからこその緊張だ」と考え直したことで、次からは“心地よい緊張”に変わった感覚があります。


② “もしも”ではなく“今ここ”に意識を戻す【マインドフルネス】

緊張の多くは「未来への不安」から来ます。
「ミスしたらどうしよう」「うまくウケなかったら…」と、まだ起きていないことへの想像で自分を苦しめてしまう。

そんなとき有効なのが、「今ここ」に集中するマインドフルネスの考え方です。

✔やってみること:

  • ステージに立つ前、目を閉じて深呼吸を3回
  • 手のひらの感触、空気の流れ、音に意識を向ける
  • 「今、何が起きているか」に集中

🎧DJ目線での実感:

DJプレイの最初の1分間、「音だけに集中する」と決めてプレイすると、周囲が気にならなくなってきます。
今に集中して無駄な緊張を無くすことでのびのびとDJをすることができ、それによりフロアとの一体感も早く生まれました。
結果としてパフォーマンスも向上しベストなDJプレイをすることができました。


③ 完璧主義を捨てる【自己受容と行動の継続】

多くのDJや表現者がハマる罠、それが「完璧じゃないと意味がない」という思考です!

でも実際、完璧なプレイなど存在しませんし、ミスすら“味”にできるのがDJの魅力でもあると私は考えます。

心理学では、「自己受容(セルフアクセプタンス)」が高い人ほどストレスに強くなるとされています。

✔やってみること:

  • 「多少のミスはOK」「今日は7割で十分」と自分に許可を出す
  • 1ステージごとに「やってよかったこと」を1つ記録しておく
  • “失敗”を次の学びに変える前提で挑む

🎧DJ目線での実感:

機材トラブルがあった日、私は苦虫を噛み潰した顔で「最悪だ!」と自分のDJプレイを辞めたい気持ちになっていました。
しかし逆に、ミスしたことにより会場がざわついて優しいお客さんたちが盛り上がったことがありました。
“すべてを完璧にコントロールする必要はない”とわかってから、肩の力が抜けました。


まとめ:緊張と付き合う技術は“スキル”である

緊張は悪ではなく、扱い方次第で味方になります。
・考え方を変える(認知再構成)
・意識を今に戻す(マインドフルネス)
・自分を許す(自己受容)

この3つはすべて**訓練によって高められる“スキル”**です。

あなたも、ぜひ今日から少しずつ実践してみてください。
緊張を「乗り越えるもの」から「活かすもの」へと変えていきましょう。

以上、最後までご覧いただきましてありがとうございました!

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